<<ご講師は、ご本山堂衆の泉康夫氏>>
去る2月21〜22日にかけて、寺族を対象に「2017年度仙台教区声明講習会」が行われました。主催は仙台教区声明会。ご講師は前回に続いて、ご本山より本廟部堂衆の泉康夫先生にお越しいただきました。
前年度のテーマは「東北別院の報恩講に向けて」であり、報恩講の和讃の読み方、出退作法などについてご教授いただきました。
今年は、より身近な内容という事で「葬儀のお勤め」をテーマとし、『葬儀中陰勤行集』をもとにご講義を頂きました。
仙台教区は岩手・宮城・福島と広い地域にまたがっていることもあり、葬儀にも地域性を色濃く感じることがあります。日頃お勤めさせていただいている葬儀を再点検する、という意味からも今回のテーマを元にご講義を頂きました。
語句の意味から葬儀の次第について、また声明についてなど、ご講義いただいた内容は多岐に渡りました。また、本山での葬儀執行について、かつて勤められたご門主の葬儀の事例に触れたりされながら、お話くださいました。
今回は22名の方に参加をいただくことができました。「葬儀」という身近なテーマである事もあり、多くの参加者が熱心にご講師の講義に耳を傾けておられました。改めて「葬儀」という儀式について学ぶことができた二日間の講習会となりました。
主催:教区声明会