期日:2016/7/10 午前10時より
会場:東北別院本堂
一般に「お盆」と言っていますが、正式には「盂蘭盆会」という仏事です。
東北別院では、新暦で毎年7月10日に「東北別院盂蘭盆会法要」をお勤めしています。これは第二次世界大戦の最中である1945(昭和20)年に、仙台市の中心部に大きな被害をもたらした仙台空襲があった日であるからです。そしてその時、現在の錦町公園付近にあった東北別院も、焼失してしまいました。
その事実をご縁にしてお勤めするこの法要は、多くの先達の方が亡くなられた現実と、そこから今日までつながっている私たちの命と生活を、今一度見つめ直す大切なお勤めでもあります。
当日は真宗大谷派仙台教区仙台教務所嘱託であり、東日本大震災現地復興支援センターで復興支援活動に関わってこられた木ノ下秀俊師にご法話をいただきます。
また、関連して若干の写真パネルの掲示を予定しております。これは、
「すべていのちあるものは暴力におびえ、死を恐れる。己が身を引き比べて、殺してはならない。殺させてはならない」『法句経』
の言葉を元に、東北別院 平和を欣うパネル展として始められて以来続いているものです。
皆さまのお参りをお待ちしております。