原町別院
概 要
所在地:福島県南相馬市原町区
原町別院は、1880(明治13)年、行方郡原町村(現南相馬市)に本山直属の説教所が設けられたことがはじまりである。
江戸時代の寛政年間(1789~1801)に相馬藩は、天明の大飢饉により人口が激減し深刻な財政難となったため、北陸地方や越後から組織的な移住が行われた。
その大半が真宗門徒であり、その移民政策と関わりを持つ相馬正西寺、常福寺(本願寺派)に帰属する北陸門徒が挙げて崇敬し、説教所設置から2年後に仙台別院(現東北別院)の支院となった。
1888(明治21)年には、初めて本格的な本堂が現在地に建立され、1902(明治35)年に原町別院となる。
太平洋戦争後は、農地解放により財政基盤であった田畑を全て失い、50年程は創建時門徒だけでの維持が続き、建物は老朽化が進み、別院維持は大変困難な状況であった。
その後、地道な教化活動が実を結び内陣の修復が行われ、1988(昭和63)年には本堂建立百周年記念法要勤修、1992(平成4)年には本堂屋根の全面修復が行われ、現在に至る。
定例行事
1月1日 修正会
3月23日 春季彼岸会法要
5月3日 春季永代経
7月27日 夏のお文法要
8月17日 盂蘭盆会法
9月23日 秋季彼岸会法要
11月3日 秋季永代経
12月6日 報恩講
毎月28日 御命日法要・聞思講
お 知 ら せ
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原町別院では、今年も除夜の鐘と修正会のお参りがございます。
○ 12/31 午後11時45分より除夜の鐘
- 日付が変わって
○ 1/1 午前零時より修正会 (本堂でお勤め・法話)
また、婦人会の方々のご協力により、お汁粉のお振る舞いがあります。
どうぞお参り下さい。