響流十方
( こ う る じ っ ぽ う )
あのとき失われたいのちがある
あのときから11年経った今も
脅かされているいのちがある
いま
震災からいのちを考える
2011年3月11日 14時46分
東日本大震災
そこにあった生活は一変し、
失った悲しみと孤独の中を必死に生きた
あれから11年
今でも
微かに 微かに
忘れられない悲しみや
変わってしまった生活の底で
静かに鳴り続ける
小さく小さく
僅かな
響き
「忘れてくれ」
「忘れないでくれ」
「大丈夫だよ」
「大丈夫じゃないよ」
声なき声
音なき音
言葉なき言葉
いのちなきいのちの響き
わたしの心に
何が刻むのか 何を刻むのか
いのち訪う音
あのときから11年
真宗大谷派仙台教区では、東日本大震災から11年目を迎える今年、6回目となる追弔行事「3.11東日本大震災 心に刻む集い」を開催いたします。
第一部 法 要
亡き人をしのび、岩手県・宮城県・福島県でそれぞれ被災された方によるリレートークで、あの日のことに思いを馳せます。
第二部 加藤登紀子さんコンサート
シンガーソングライター加藤登紀子さんによるライブステージ。
皆さまへ
3.11東日本大震災・心に刻む集い
響流十方 ~ いのち訪う音 ~
2011年3月11日午後2時46分
千年に一度と言われる未だかつてない大震災は、一瞬にして多くのことを奪っていきました。
そこにたしかに生きていた人がいたこと。そこにいま悲しみとともに生きている人がいること。帰りたいという思いを抱えて生きている人がいること。私たちは心に刻み忘れないでいたい。
いま私たちに届いているものは何なのか。「いのち」を訪ね、相(かたち)にならない思いに耳を傾けたい。
私たちは、そのような「場」をつくりたいと願います。
震災当時「絆」という言葉がよく用いられました。震災から10年という大きな節目を過ぎ、各地での追弔行事の縮小、記憶の風化という課題が表面化しつつあります。また新型コロナウイルス感染症によって、人と人とがつながる機会が失われがちな昨今。
「忘れてくれ」「忘れないでくれ」。「大丈夫だよ」「大丈夫じゃないよ」。
被災地からの声なき声、言葉なき言葉に思いを馳せる機会として、多くの方にご参加いただけますことを願って、この度募集のご案内をさせていただきます。
【 お問い合わせ 】
「3.11東日本大震災・心に刻む集い」事務局
〒983-0803 仙台市宮城野区小田原1丁目2-16 真宗大谷派仙台教務所内
TEL:022-297-2824